連絡帳

sssahiro@gmail.com

新年、最後の一本をフィルターギリまで吸って深呼吸。息と煙の区別はつかないし、車の屋根も霜で真っ白。元旦は毎年気持ち悪い夢みたい。いつもの深夜よりもさらに深い夜がここにはあって、冷蔵庫では毛蟹が息を潜めて朝を待ってる。

他人に失望することの多い一年だった気がする。その高低差のおかげで人のやさしさにも気づけた気がする。何度も何度もろ過してどうにかやり過ごしたことたちを本当は鮮明に思い出せるけど、そんなことしても誰のためにもならないってわかってる。去年、前を向いて生きることはわたしにとって逃げだった。だけどどうしたって他人のことも自分のことも真正面から愛したいから今年もしっかり逃げ切ってやる。なににも勝てなくても絶対に負けたくないな。

寿司屋でお醤油注いでくれる男の人怖い

 

餃子食べる時自分のタレだけ作る男の人嫌い

 

前に一緒にご飯食べた時割り箸を割って渡してくれる人いてドン引きした

 

改札抜けて振り返ると必ずそこにいてくれる人を好きになって、嫌いになった だって改札抜けて振ると必ずそこにいるんだもん

 

改札抜けて振り返っても絶対そこにいないとこが嫌だったけど、改札抜けて振り返っても絶対そこにいないから今は好き

 

好きとか嫌いとかってわたし一人の感情なのにどうして共有できてるとか思ってんのキモ

 

ばったり会ってもっかい好きになるね

「さひろちゃんはひりひりするような文章を書くよね」って言われても全然わからない なんでわたしのひりひりをこの人は理解できていると思うんだろうって思う 人に伝えたくてひりひりする文章を書いたことなんかないのに わたしのひりひりなのに 全く関係ないけどひりひりとにんじんしりしりのしりしりの部分似てるなぁ

長風呂にiPhone持ち込むようになってから思考能力が著しく低下した ユニットバスの部屋に住んだらわたしもギャルになれるかななんて考えてるよ 人に必要とされたいけど、人に必要とされるような自分になれてるのかなって思うとそんなことなくて、素直に愛されることを受け入れるにはまず自分に自信を持てることが第一条件なんだなって思う 今はまだムラがありすぎる 受け取る愛にもあげる愛にも 何度も口にしてきた言葉はどんどん薄まるし口にしなかった言葉はいつのまにかどこかにいっちゃってる いつもと違う道を歩いて帰ったら思い出したけど、暗い通学路の終わりで先輩と小さなキスしたこととかそんなのもあったんだね 覚えていたかったことがたくさんあるはずだけどふとした拍子すらなければこのまま誰にも気づかれずになかったことにもできるんだ〜 はじめての人が誰かの旦那さんになってたりしてああこれが22歳なのかって思ったけど、ああこれが22歳なのか以上の感想は特にでてこなかった めでたい

今さらあの子になりたいなんて思いたくないよ そんなこと1ミリも思わせない人と毎日を過ごしたい あああなんだかもう全部面倒になってるけどベッドの中ひとりでぐるぐる考えるのだけは疲れても終われないんだな 思ってたのと違うって言い続けて22年経ってしまった もっと目が大きかったらとかもっと肌が白かったらとかもっと脚が長かったらとかもっと胸が大きかったらとか思いながらもお腹は空くし眠いし好きな人とセックスしたいしそういう溝を埋めることがしあわせだってわかってるけどなんにもわからないや 雨ばっか降りやがってクソ

どんなに自分をすり減らして水をあげても花が咲かないならそれは愛なんかじゃない気がする これが愛だとしたら今後わたしはつらくなる一方だ 他人に期待しすぎないようにいつもいつも自分に言い聞かせてるけどやっぱり少しは期待したいしそうじゃないと二人で生きる意味なんてない だからこそ誰に泣かされても涙は自分で拭いたいと思うよ

何がほしいのかわからないってことがわかってきた メリハリのない毎日も嫌じゃないしそれが良くない気がするのは周りの人がよく動いてるから 人と比べることはあんまりしてこなかったけど比べてみても結局自分に立ち戻るしかないんだしネガティブな意味ではなくどうでもいいと思う なんのために生きてるのかとかわかんないし何になりたいの?とか初対面の人に聞かれてもへらへら笑ってごまかすことしかできないけどそんなことを繰り返しててもお腹はすくし眠くなるしただ生きてるから生きるんだなとか適当な答えを出してまた外が明るくなるのを待つ 薄っぺらい毎日にも少しくらいの高低差はあるからそれで満足してる 満足してる気になってるだけかもしれないけどどうしようもないからなぁ またあのはじめて流れ星を見たときの気持ちみたいなのが生まれてくれたらいいのかもしれない