連絡帳

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少しずつ肌寒い日も増えてきた頃に26歳になった とはいっても今年の10月は暑かった ずっと汗をかいてた 3ヶ月経って真冬になったけど、こないだ行ったディズニーシーでも、隣に人がいるベッドの中でも、会社でも、実家でも、わりかしずっと汗をかいてる それ…

顔を洗うことも歯を磨くことも爪を切ることも本当は全部めんどうだけどここ最近は見様見真似でやっていくうちに自分をいたわる術の核だってことに気がついた 一番近い他人が自分で誰よりも仲良くしたい人 心も身体も美しくいてほしい(精神的な話ですが)と日…

強さや弱さや図太さや繊細さや怒りや悲しみやどちらかではなくてそのグラデーションが愛おしいと思えるわたしもあなたも全部持っててなにも持ってなくて果てしなく他人だけどいちばん近くにいて互いの感情も感覚もぐちゃぐちゃにかき混ぜて形はなくても質量…

わたしは基本的に人に好かれたいと思ってる。 なので基本的に誰に対しても良い顔をするし、あなたに興味がありますよという雰囲気を漂わせることが体に染みついてるみたいでなんだかそれ以上の期待をさせてしまっていることが多い気がする。自分のことを好き…

親元を離れて暮らし始めて2ヶ月目、親に会うと「急に大人になって…」と言われる。自覚の有無は別としてみんな自分の中のレイヤーをうまく使い分けて日々生きていると思うんだけど、相手が家族でも恋人でも仲良しの友達でも誰かしら他人と接する時に保ってい…

またひとつ年を重ねて母がわたしを産んだ年になった 当たり前に母としての彼女しか知らないけど、24歳の女の子だった時の彼女は今のわたしと同じように生活の中にある小さな躓きや煌めきに泣き笑い、薄い膜のような不安や根拠のない自信を抱えていたんだろう…

わたしがわたしに従って生きているだけで石を投げてくるような人に出会ってしまった時、共感する訳でも憤る訳でもなくただわたしの感情を肯定してくれる人が近くにいるって本当に心強い 大袈裟な意味ではなく生きていて良かったと思わせてくれる存在が隣にい…

最初から2人で会って話していたらできなかったはずの会話っていうのはだいたいお店を移動する間のタクシーの車内や終電を待つ駅のホームで生まれるしそれはかなり大切なことです - 最近のわたしは二十歳前後にあった漠然とした自信、無敵感、当たり前に持っ…

最近なにかドラマチックなことがあっても全部酔っぱらってる時だからだいたい曖昧なんだけど、ドラマチックだったりロマンチックなことって基本的に曖昧であるべきだと思うのでオールオッケー ・飲みはじめてから35時間くらい経った時に出会った40代のデリヘ…

傾いた茶器をずっと撫でる午前中や、花の写真を撮るところをただ眺めたりすること、ちまきの紐を解いてくれる人がいたり、両手いっぱいにお刺身を買う夕方の駅ビルなど、大事にしたいものが山ほどあるのになんだか余裕がなくて酔っ払うまでの耐えるような時…

恋とか

世の中の人たちは他人に興味を持ちすぎてるって思ってたけど、最近それもなんか違うってわかった 他人の定義は正直人それぞれで、家族やパートナー、友達を他人と言い切るのは少しチクっとするよね、でも今は文字通りの意味で捉えて話す 他人に興味を持ちす…

風で飛んできたちっちゃい砂利みたいなんが心の壁にこびりついて真珠みたく育ってる。 泣いたりするのは確実に違うし、ただただ毎日に足をとられてゆるやかに沼に沈んでってる。足掻く体力もないから足元を見ながらため息ついて酒舐めてるみたいな感じ。 死…

報われないことの方が多いってわかってるつもりだし、信じるものは救われるなんてのもちっとも信じちゃいないけど、やっぱり報われたいし信じていたかった。冬が長すぎる。雑な悪口に心を持ってかれちゃったりもする。終わったことに泣いたりもする。見えな…

新年、最後の一本をフィルターギリまで吸って深呼吸。息と煙の区別はつかないし、車の屋根も霜で真っ白。元旦は毎年気持ち悪い夢みたい。いつもの深夜よりもさらに深い夜がここにはあって、冷蔵庫では毛蟹が息を潜めて朝を待ってる。 他人に失望することの多…

寿司屋でお醤油注いでくれる男の人怖い 餃子食べる時自分のタレだけ作る男の人嫌い 前に一緒にご飯食べた時割り箸を割って渡してくれる人いてドン引きした 改札抜けて振り返ると必ずそこにいてくれる人を好きになって、嫌いになった だって改札抜けて振ると…

「さひろちゃんはひりひりするような文章を書くよね」って言われても全然わからない なんでわたしのひりひりをこの人は理解できていると思うんだろうって思う 人に伝えたくてひりひりする文章を書いたことなんかないのに わたしのひりひりなのに 全く関係な…

長風呂にiPhone持ち込むようになってから思考能力が著しく低下した ユニットバスの部屋に住んだらわたしもギャルになれるかななんて考えてるよ 人に必要とされたいけど、人に必要とされるような自分になれてるのかなって思うとそんなことなくて、素直に愛さ…

今さらあの子になりたいなんて思いたくないよ そんなこと1ミリも思わせない人と毎日を過ごしたい あああなんだかもう全部面倒になってるけどベッドの中ひとりでぐるぐる考えるのだけは疲れても終われないんだな 思ってたのと違うって言い続けて22年経ってし…

どんなに自分をすり減らして水をあげても花が咲かないならそれは愛なんかじゃない気がする これが愛だとしたら今後わたしはつらくなる一方だ 他人に期待しすぎないようにいつもいつも自分に言い聞かせてるけどやっぱり少しは期待したいしそうじゃないと二人…

何がほしいのかわからないってことがわかってきた メリハリのない毎日も嫌じゃないしそれが良くない気がするのは周りの人がよく動いてるから 人と比べることはあんまりしてこなかったけど比べてみても結局自分に立ち戻るしかないんだしネガティブな意味では…

本当に嫌だと思ってた小さなズレも一つの段差だと思ったら急に許せてしまった。汗ばんだみぞおちも、砂っぽい足の裏も、花火に集まる小さな虫も、溶けていくソフトクリームも、灯りのない一本道も、どうしようもないくらいに自分のことに思えた。いつも渦の…

家の近くでも散歩が出来るということはその逆も出来るということだと思う。背伸びして買ったmiumiuでペダルを漕ぐ。ひまわりをぐんぐん追い越して。Charaで愛を知った気になる。まだ21回目の夏だけど毎回、境い目が溶けていくような気がする。寒いくらいに冷…

意味なんかないさ暮らしがあるだけ 本当にそうなのかなって思ってたけど、どうやらわたしはそうみたい。名前もない穴のようなものに嫉妬をしたりする自分が酷く醜く思える。逃げも迷いも見て見ぬ振りもやめたところでようやくゼロだ。校庭の砂場をトンボで平…

小さな失望には慣れたけど、あるよねそういうことって言い切れちゃうのはどうかと思う。”そういうこと”で片付けたくないけど、全てにまっすぐ向き合うことが賢くて綺麗なのかわかんなくなっちゃった。楽に生きるっていうのはコンタクトを外すってことなのか…

「幸せがなんだかわからないまま幸せになれるのかな。」「(大きく口を開いて)し・わ・わ・せ?」「ううん。し・わ・あ・せ。…あれ?し・わ・わ・わ・わ・わわわ…なんだっけ?」「あの子絶対やったよね。」「それわたしも思ってたー!」「目尻かな?」「たぶ…

とっくに飽きてる

撮ったり撮られたりしたフィルム写真 彼氏にだけ送る自撮り 溜まっていくLINE ミュートしてる友達 味のよくわからない日本酒 Huluは解約 Spotifyは学割プレミアム 撮っては消す夕陽 珈琲西武の待ち合わせ 検索履歴のデートスポット ポケットの中の折れた名刺…

めずらしく待ち合わせの15分前に着いたら桜ヶ丘カフェは貸切だった。仕方なく外に置いてあるソファに座ってヤギを見ていた。ピンクと白のヤギ。よくわからないけどmiumiuみたいだなと思った。その後綺麗なホテルのラウンジでたっけージンジャーエールを飲み…

カビ臭いラブホテル。ホーリーマウンテンみたいなタイルの風呂場で永遠とお湯を流し続ける。生理的に出た涙を皮切りに、本物の涙が止まらなくなっちゃって少し驚いた。へんてこな場所にいると対照的に日常が際立ってなぜかいつもよりもいつもみたいになって…

気が向いた時に飲むビタミン剤みたいな関係・ただれた魚たち・ねっとりと流れる風呂場の時間・写し絵のような文章、それは - 日々過去を清算していくことこそが前を向いて生きるということだなと思いながら辛くて熱いカップ麺を食べた。めずらしく人と喧嘩な…

下りの各駅停車の窓に満開の桜の輪郭を見てる。春の、この、油断すると寝過ごしてしまいそうなぬるい夜にあと何回会えるんだろう。春は切ないし夏も切ない。秋も冬も切ないって気づいたらほんの少し、また切なくなった。コートを脱いで汗を拭う頃になったら…