連絡帳

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2017-01-01から1年間の記事一覧

寿司屋でお醤油注いでくれる男の人怖い 餃子食べる時自分のタレだけ作る男の人嫌い 前に一緒にご飯食べた時割り箸を割って渡してくれる人いてドン引きした 改札抜けて振り返ると必ずそこにいてくれる人を好きになって、嫌いになった だって改札抜けて振ると…

「さひろちゃんはひりひりするような文章を書くよね」って言われても全然わからない なんでわたしのひりひりをこの人は理解できていると思うんだろうって思う 人に伝えたくてひりひりする文章を書いたことなんかないのに わたしのひりひりなのに 全く関係な…

長風呂にiPhone持ち込むようになってから思考能力が著しく低下した ユニットバスの部屋に住んだらわたしもギャルになれるかななんて考えてるよ 人に必要とされたいけど、人に必要とされるような自分になれてるのかなって思うとそんなことなくて、素直に愛さ…

今さらあの子になりたいなんて思いたくないよ そんなこと1ミリも思わせない人と毎日を過ごしたい あああなんだかもう全部面倒になってるけどベッドの中ひとりでぐるぐる考えるのだけは疲れても終われないんだな 思ってたのと違うって言い続けて22年経ってし…

どんなに自分をすり減らして水をあげても花が咲かないならそれは愛なんかじゃない気がする これが愛だとしたら今後わたしはつらくなる一方だ 他人に期待しすぎないようにいつもいつも自分に言い聞かせてるけどやっぱり少しは期待したいしそうじゃないと二人…

何がほしいのかわからないってことがわかってきた メリハリのない毎日も嫌じゃないしそれが良くない気がするのは周りの人がよく動いてるから 人と比べることはあんまりしてこなかったけど比べてみても結局自分に立ち戻るしかないんだしネガティブな意味では…

本当に嫌だと思ってた小さなズレも一つの段差だと思ったら急に許せてしまった。汗ばんだみぞおちも、砂っぽい足の裏も、花火に集まる小さな虫も、溶けていくソフトクリームも、灯りのない一本道も、どうしようもないくらいに自分のことに思えた。いつも渦の…

家の近くでも散歩が出来るということはその逆も出来るということだと思う。背伸びして買ったmiumiuでペダルを漕ぐ。ひまわりをぐんぐん追い越して。Charaで愛を知った気になる。まだ21回目の夏だけど毎回、境い目が溶けていくような気がする。寒いくらいに冷…

意味なんかないさ暮らしがあるだけ 本当にそうなのかなって思ってたけど、どうやらわたしはそうみたい。名前もない穴のようなものに嫉妬をしたりする自分が酷く醜く思える。逃げも迷いも見て見ぬ振りもやめたところでようやくゼロだ。校庭の砂場をトンボで平…

小さな失望には慣れたけど、あるよねそういうことって言い切れちゃうのはどうかと思う。”そういうこと”で片付けたくないけど、全てにまっすぐ向き合うことが賢くて綺麗なのかわかんなくなっちゃった。楽に生きるっていうのはコンタクトを外すってことなのか…

「幸せがなんだかわからないまま幸せになれるのかな。」「(大きく口を開いて)し・わ・わ・せ?」「ううん。し・わ・あ・せ。…あれ?し・わ・わ・わ・わ・わわわ…なんだっけ?」「あの子絶対やったよね。」「それわたしも思ってたー!」「目尻かな?」「たぶ…

とっくに飽きてる

撮ったり撮られたりしたフィルム写真 彼氏にだけ送る自撮り 溜まっていくLINE ミュートしてる友達 味のよくわからない日本酒 Huluは解約 Spotifyは学割プレミアム 撮っては消す夕陽 珈琲西武の待ち合わせ 検索履歴のデートスポット ポケットの中の折れた名刺…

めずらしく待ち合わせの15分前に着いたら桜ヶ丘カフェは貸切だった。仕方なく外に置いてあるソファに座ってヤギを見ていた。ピンクと白のヤギ。よくわからないけどmiumiuみたいだなと思った。その後綺麗なホテルのラウンジでたっけージンジャーエールを飲み…

カビ臭いラブホテル。ホーリーマウンテンみたいなタイルの風呂場で永遠とお湯を流し続ける。生理的に出た涙を皮切りに、本物の涙が止まらなくなっちゃって少し驚いた。へんてこな場所にいると対照的に日常が際立ってなぜかいつもよりもいつもみたいになって…

気が向いた時に飲むビタミン剤みたいな関係・ただれた魚たち・ねっとりと流れる風呂場の時間・写し絵のような文章、それは - 日々過去を清算していくことこそが前を向いて生きるということだなと思いながら辛くて熱いカップ麺を食べた。めずらしく人と喧嘩な…

下りの各駅停車の窓に満開の桜の輪郭を見てる。春の、この、油断すると寝過ごしてしまいそうなぬるい夜にあと何回会えるんだろう。春は切ないし夏も切ない。秋も冬も切ないって気づいたらほんの少し、また切なくなった。コートを脱いで汗を拭う頃になったら…

希望とか

舌に残る添加物の苦味と共に、花瓶に入れられたままドライフラワーになった花たちのことを考える。雨の日のバス停は傘の幅だけ列が伸びて、たまにしか出番のない長靴で少し強気になるけど座敷に通されるとなにかがマイナスになる。昨日まで青紫色をしていた…

部屋の中がだんだん暗くなっているところを見張っているつもりが、気がついたら夕陽と一緒にすとんと眠りに落ちていた。夢みたいな目の回る毎日がようやく落ち着いて、玉手箱を開けたみたいになっているかと思ったらそんなことはなくてほっとした。 自分の意…

禁断の多数決

宇田川の禁断の多数決X 本当にありがとうございました。 見にきてくれたお客さんも含めたくさんの方々のおかげで楽しく本番を終えることができました。 禁断の多数決の中身の部分について今まであまりネット上で言及することがなかったのですが、大きな区切…

お湯が沸くまで待ってるね

なんでも笑って許せる人が優しい人なの? - 「わたしあの日、雨にも気づかないほどに酔っててさ。君が傘に入れてくれたでしょ。それであぁ雨が降ってたのかって。それ以外のことは覚えてないんだけどね。」 「ひどかったよ。あの時は。ほんとに覚えてないの…

虹の入江で

線路の砂利の隙間に咲いた白い小さな花が通る電車の風に吹かれてそよそよと涼しげに揺れている。陽を遮る屋根もないそこですくすくと育ち、大きくなったところでさっきまで優しく風を吹かせていた電車に轢かれて潰れてしまう。 強く生きること。したたかに、…

元号が変わったってきっとみんなすぐに慣れるし、身長があと2センチ高かった世界にも、瞳がコバルトブルーだった世界にもいけやしないし、いずれ人は死ぬ。 高速道路から見える山々が夜の東京のビル群に変わって安心してしまった。わたしはもうダメなのかも…

地に足ついても耳がヘン

「サラダをフォークで食べるのって難しいよね。特に水菜とかの細いやつらは隙間をくぐってお皿に戻りやがる。」 そう言いながら細くて長い手をまっすぐに上げて、「お箸下さーい!」とよく通る声を響かせた。 小洒落た居酒屋らしい仄暗い店内のオレンジの灯…

メモ

砂糖をたくさん入れてもカフェオレは苦かった。最後のひとくちだけが救いのように甘ったるく、冷めても底だけが温かかった。 午後一番のサイゼリヤの店内に射し込む太陽は少し懐かしくて心がずいぶん遠くにぷかぷかと飛んでいきそうになる。 最後のひとくち…

そう

誰が見ていようと見てなかろうとわたしはわたしのことを書かなければいけない気がする。 どこからの視線がどうだとかそういうことはほとんど無視をしなければいけない。 理由なく泣くこともあるし、それが完璧にアルコールのせいだけではないことも実際のと…

ものごとが滞りまくっていて、その中でもかろうじて人と関わる部分は、なんとかしなくちゃと動けるんだけど、肝心なところを放ったらかしにしているせいで、自分のやりたいことややらなくちゃいけないことがズンズンと、土に埋もれて手が届かなくなって、ど…

大きなピザがどんどんと冷めていく。 ゴムのように硬くなったモッツァレラチーズが重たそうに乗っかってなにも言わずにこちらをじっと見ている。 上座だとか奥の席がソファだとかそういうことは関係なくいつもわたしは入り口の見える席に座りたい。うまく当…

ちいさな幸せをたくさんいれたビーズの枕ですんやり眠りたい 冷えた夜の透明な空にぴかぴかと瞬く色のメモを取ってる ラメ入りのペンで書いた☆(星マーク) 隣のページで流星になる 帰り道 ピンクの家の蜂の巣の蜂蜜の味がずっと気になる 台所の塩の瓶を覗いて…

二階から花束

どうにかしてしまいたい。 気持ちの追い付かない涙を、沈んでいく破れた太陽を、寄り添ってもビクともしない悲しみを。 ふとんの中で聞く雨の音は生温くて、読書灯の煌々としたのを想いながら熱でちかちかする目をぎゅっと閉じる。悲しみの共有はより一層悲…

金曜日の朝にカーテンの隙間から部屋に入る陽射しは、金色の、それはそれは暖かい色をしている。暖かいのは色だけで、ふとんの外側がしんしんと冷えているのを知っている。二度も。おかあさんが、蜘蛛を踏んだ。きのうみたく度を超えた夜ふかしをした次の日…